令和7年9月29日、市立引地台小学校4年生の社会科授業において、草柳自治会 高橋忠広会長が講師として招かれ、防災に関する講話を行いました。
地域の防災活動の実例を交えながら、児童にもわかりやすく、実践的な内容が紹介されました。

引地台小学校 校長と高橋会長

  • 4年生に語りかける高橋会長の様子

講演内容(要点)

  • 地域防災の基本は「自助・互助・共助・公助」の4つの視点で構成されている
  • 災害時にはまず「自助」、すなわち自分と家族の命を守る行動が重要
  • 「互助」「共助」によって、近隣住民や地域団体が協力し合う体制を築く
  • 「公助」は行政による支援だが、初動が遅れる可能性もあるため、地域の備えが不可欠
  • 草柳自治会では、年数回の防災訓練を実施し、安否確認カードの掲出訓練も行っている
  • 防災倉庫には発電機・毛布・仮設トイレ・レスキューセットなどを備蓄
  • 地震発生時には、まず身の安全を確保し、家具の固定や避難経路の確認が重要
  • 家族で災害時の行動や避難場所、連絡手段について事前に話し合っておくことが推奨される
  • 地域の避難所運営は、住民同士の協力によって成り立つ
  • 草柳自主防災会では、震度5強以上の地震発生時に参集し、安否確認・情報収集・救援活動を行う体制を整備
  • 地域防災マップには避難場所や防災倉庫の位置が明記されており、日頃からの確認が重要

児童の感想

  • 「もう一度、家族で話し合って、避難場所を確認したいと思いました。」
  • 「地域の活動をあんまり知らなかったので、地域の避難訓練に参加したいと思いました。」
  • 「地域の人たちがいろいろ活動していることを知り、みんなのために活動していてありがとうございますと思いました。」
  • 「自助のために、家具の転倒防止などをやっていきたいです。」

今回の講話は、児童にとって地域とのつながりを実感する貴重な機会となりました。