開催概要

日 時:令和7年12月7日(日) 9:30~11:30

会 場:大和市保健福祉センターホール

参加人数:54名

講演

演題:「大津波と放射能に遭遇して」

講師:光丘自治会 副会長 新井田 秀夫 氏

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経歴:大和市に居住後、定年退職を機に福島県南相馬市小高区豊名へ移住。原発から約18kmの地で暮らす中、東日本大震災に遭遇。

震災当日:自宅で地震に遭遇。揺れが収まるとすぐに奥様を迎えにデイサービスへ車で向かった。津波で避難する人々の姿を目の当たりにし、原発事故による放射能の危険から避難生活を余儀なくされた。

講演の内容

• 地震発生直後の行動や、津波で避難する人々の姿を目の当たりにした体験。

• 原発事故による放射能の危険から避難生活を余儀なくされた経緯。

• 当時の状況を生々しく語り、災害時に直面する現実の厳しさを伝えていただきました。

グループワーク「避難所ケース会議」

講師:NPO法人かながわ311ネットワーク

• 形式:10グループ、各6~7名

• 進行:ステップ1「避難者の困りごと」→ステップ2「改善策」→ステップ3「周辺の頼れる先」

• 発表:各グループが制限時間内に話し合い、最後に成果を発表しました。

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テーマ別まとめ

1. トイレ

• 困りごと:人目が気になる/行きづらく我慢/汚い/ペットの排泄物

• 改善策:トイレカーなどの設置/ルール作り/役割分担のシミュレーション

• 頼れる先:コンビニ、スーパー

2. 衛生

• 困りごと:入浴不足/マスク不足/着替えや洗濯が困難

• 改善策:男女別着替えスペース/掃除体制/相互援助掲示板

• 頼れる先:地区医療機関/コンビニ/福祉施設/地域の医師・看護師

3. 防犯

• 困りごと:盗難/視線が気になる/盗撮/性犯罪など

• 改善策:パーテーション設置/見回り体制/貴重品は身につける

• 頼れる先:消防団/警察/メンタルヘルスカウンセラー

4. プライバシー

• 困りごと:音(赤ちゃんの泣き声)/臭い/人目

• 改善策:パーテーション/母子専用個室

• 頼れる先:自治会同士のつながり/避難者グループ形成

5. 物資

• 困りごと:水・毛布・薬・トイレットペーパーの不足/公平な分配が難しい/アレルギー対応/ペットの餌

• 改善策:不安に寄り添う対応/薬の入手先確認・共有/日頃からの備蓄

• 頼れる先:スーパー/自衛隊/クリニック・薬局/アウトドア経験者や専門職

まとめ

今回の研修会では、 実体験に基づく講演から「災害時の現実」を学び、 ケース会議で「避難所運営の課題と改善策」を共有しました。